はんだごてリポート

はんだごては1回しか使ったことありません.趣味は鉄道を中心に幅広く.

世界のガントレットを見つけ次第メモしていく記事

ガントレットと言われてもピンと来ない人も多いでしょう。鉄道ファンでも保線界隈に明るくなければパッとは出てこない単語かもしれません。

 

まぁこれが説明しようにも意外と難しいのですが、日本語の「単複線」というのはなかなかいい得て妙かもしれません。

 

役割的に言えば、ほぼ線路1線分しかスペースがない場所に線路を2本通したい時に発動する苦肉の索ということになるでしょう。ここで多くの方は、そうしたい場合はその1線分しかスペースがない場所の前後に分岐器を置けばいいはずだとお考えかもしれません。ですが分岐器というのは設置するとなると色々面倒。まずそもそも分岐器自体が高額で、メンテナンスもめんどくさい。だから線路同士を合流させずに、重ねる感じにすることでそのめんどくささからのがれている。もちろん普通の線路と比べるとガントレットもメンテナンス性は劣るのですが。

 

そしてガントレットにはマニアを惹きつける大きな要素があります。なんとガントレットは日本に一つも存在しないのです。(厳密に言えば、木更津とかにそれっぽいものがなくはない)

 

そんな日本に存在しない設備を探すのも一昔前ならば苦労したでしょうが、高度情報化社会の味方YouTubeなりなんなりを活用すれば、手間をかけさえすればどこにあるのかも調査ができます。

 

そんな魅力あふれるガントレットを逐一探していき、列挙していくのがこの記事の趣旨です。

 

弱小ブログで閲覧者も少ないのですが、未掲載のガントレットをご存知ならコメントでお知らせしていただけるとありがたいです。

 

 シュトゥットガルト  U2系統 Obere Ziegelei 〜 Gnesener Straße

シュトゥットガルト路面電車はメーターゲージで建設され、近代化の際に標準軌化されました。しばらく双方のゲージが混在していたため三線軌道も見られる非常に趣深い路線です。さすがにガントレット区間標準軌のみの様子。

 

ドレスデン 7系統

 

ヘルシンキ

ヘルシンキのガントレット。|編集長敬白|鉄道ホビダス

 

リスボン

ガントレット続報。|編集長敬白|鉄道ホビダス

 

リスボンガントレットはあまりにも有名なので(というかリスボンのトラム自体がはちゃめちゃで有名)簡単に済ませますが、この3:23付近のカーブ半径稼ぐために膨らんだ線路が少し重なってる部分が非常に非常に非常に趣深い。。。

 

モスクワとセビリア

モスクワ市電のガントレット。|編集長敬白|鉄道ホビダス

 

プラハ

 

バーゼル

日本語の動画があった

 

リンツ 2系統 Ebelsberg Ort 〜Hauderweg

後方展望の動画しかなかった。結構ガントレット区間が長いです。300mくらいはありそう。

 

ベルリン M13系統 Björnsonstraße〜Bornholmer Straße

ちょうど東西ドイツの境目の橋がガントレットになっているらしい。 

 

デュッセルドルフ U72系統 Ratingen,Felderhof〜Gerhardstraß

 Sバーンの橋をくぐる箇所にガントレットがあります。この動画は現在のU72系統の市街地区間が地下化される前の前面展望。

 

ハノーバー Neuer Schlag〜aquaLaatzium

Neuer Schlag〜Krankenhaus〜aquaLaatziumの各駅間にガントレットが存在。駅部分は1面2線の島式ホームで駅間がガントレットに。見たところそんな狭い道でもないのでガントレットにする意味があるのかよくわからないんですが、駐車スペースを考えてのことなのでしょうか。出先で高いコインパーキング代払って駐車してる身としては羨ましい環境です。

 

ポツダム 96系統 nauener tor

 ナウエン門をくぐるところにガントレットがある。このナウエン門の少し手前のAlter Markt/LandtagとPlatz der Einheit/Westの間のポイント(19分38秒ぐらいから)にも、ガントレットの英語wikipediaのいうところの「Single-gauntlet-double」がある。こちらは一般的なガントレットとは違い、普通の分岐器の役割を果たしているが、分岐器のトングレールを交通量の多い交差点内部に置きたくない場合に使われる。

 

アムステルダム 1e Leeghwaterstraat駅

 2面1線(本当は2面2線だけど)の駅がガントレットになっているタイプ。

 

アムステルダム 2・11・12系統 Leidseplein〜Koningsplein

ここはガントレットが3つも存在する区間。陸地と運河を交互に通過するのですが、運河にかかる橋が複線で陸地が単複線になっており、非常に興味深いです。普通の都市なら橋の方がガントレットになっていると想像するでしょうが、港湾都市で低地のアムステルダムらしさが感じられるいい情景です。 

 

ロンドン

 日本語の動画があった。

 

ローマ

ローマのガントレット。|編集長敬白|鉄道ホビダス

 

ハンガリーのどっか

未調査

 

マンハイム

3系統 Diesterwegschule〜Windeckstraße〜MA Hauptbahnhof Süd

マンハイムのトラムはメーターゲージです。このこの2区間ガントレットが存在。最後のMA Hauptbahnhof Südはこの動画の投稿後に駅名が変わったっぽい。

 

7分53秒付近Planetariumにガントレット風のポイント 

 19分39秒付近にもガントレット風ポイント

あとこれも関係ないんだけどこの廃線がめっちゃきになる。連絡線っぽい。

 

ブラウンシュバイク

未調査

 

カッセル

未調査

 

ノルシェーピング(Norrköping)

3系統 Söder Tull〜Rådhuset

Drottninggatan通り

Tram M97 69 at Drottninggatan, Norrköping, Sweden

Googleマップは「ノルヒェーピング」、ウィキペディアは「ノーショーピング」、macOS地図は「ノルシェーピング」と表記揺れが激しい都市ですが、2系統のみながらトラムが走っている。前面展望動画がなかったので動画紹介は諦めかけていたのですが、なんかよくわからんけど路面電車の風景動画を36本も上げてる物好きの方(失礼)がいらっしゃったのでしらみつぶしに一本一本チェックしたところガントレット区間で撮影している動画を発見。

 

 ガントレット風のポイント「Single-gauntlet-double」がある駅で撮影している動画も。動画タイトル的にAlbrektsvägen駅付近だろうか。

 

 ガントレットとは関係ないけど、この折り返し用のループ線(表現があってるのかわからない)が本線と平面交差してるのがたまらない。

 

ポーランド・ウッチ

未調査

 

 

暫定版なので国ごとにまとまってなかったり見にくいですがすみません。