はんだごてリポート

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アスカはTV版エヴァに必要だけど新劇場版にはいらないんじゃないか

こんな記事書くとアスカ派の人から怖いことされそうですけど実際そうなんじゃないか。

 

先日CS放送でやってたTV版エヴァと旧劇一挙放送の録画を見終えて改めて思った次第。テレビ版って自分が記憶していた以上にレイとシンジの接触が少なくやたらとアスカとの絡みが多い。だから最後アスカの「気持ち悪い」で終わるのもまあ納得なんですけど、新劇場版の尺だとアスカとシンジの話をうまく描写しきれていない感がある。考えてみると「序」まるまる一本使ってレイとシンジの内面の変化をもって物語をうまく繋いだわけじゃないですか。でそこに使徒が大量に出てきて追加キャラが大量に出てくる「破」になるわけじゃないですか。使徒5体も出てきて加持さんも出てきてマリも出てきてただでさえ尺がない上にレイが(ゲンドウの思惑もあって)料理を通じてシンジと接近してラストシーンもレイが持っていく。序と破だけ見たら完全にレイとシンジの物語ですよね。体感的にいったら描写時間レイ9のアスカ1ぐらいしかないんじゃないか。なんかアスカが物語の横でちゃんちきおけさ踊ってるだけのキャラクターにしか見えない。かわいそう。3号機に乗る理由もファーストに譲っただけでアスカのプライドがそこにないしその役は別にトウジのままでもよかったよなとさえ思えてくる。そしてQの見どころとしてよく挙げられるラストでシンジの手を引っ張っていくシーンにしても、母性を感じるみたいな意見が多くて、それってつまりテレビ版のレイじゃんってなる。まあTV版でレイが見せたお母さんっぽさとQのアスカだとバブみ的な観点で違いがあるから厳密には違うのかもだが。

もっとも新劇場版自体が旧世紀版見てたファン向けのサービス映像みたいなところがあるから制作陣的にはこれでいいんかな。

シンでアスカの扱いがどうなってるのかも見ものだなあ。